あなたの骨は、「くりかえし骨折」を
起こしやすい状態かもしれません
自分が骨折した真の原因を知らない人が多いことがわかっています。
骨折をくりかえさないために自分の骨の状態を知っておくことが大切です。
骨折の原因を知らない人は意外に多い
脆弱性骨折※1を起こした患者さんのうち73%は「骨折の原因は骨粗しょう症とは関係ない」と考えていました。しかし、実は86%の患者さんが骨粗しょう症か骨量※2が減少していました(海外データ)。
脆弱性骨折※1患者385例
骨密度検査をした患者242例
脆弱性骨折※1患者385例
骨密度検査をした患者242例
※1 脆弱性骨折 :立った姿勢からの転倒など、軽い外力で発生した骨折のこと。骨粗しょう症が主な原因。
※2 骨量 :全体にふくまれるカルシウムなどのミネラルを指します。骨量が減ると、次第に骨がスカスカになって骨粗しょう症の一因に。
対象・方法 :スイスの脆弱性骨折患者385例(男性74例、女性311例、平均年齢73.0±13.5歳)を対象に骨折後10日以内に骨粗鬆症や骨折と疾患の関係の認識度などについてアンケート調査を実施した。そのうち242例(男性49例、女性193例)にDXAを用いて大腿骨近位部および腰椎の骨密度を測定した。
Chevalley T, et al.: Osteoporos Int 13: 450, 2002より作図
「くりかえし骨折」を起こしやすい人は?
以下のような方は「くりかえし骨折」を起こしやすいとされています。あてはまるものがあるか確認してみましょう。1つでもあてはまるものがある方は、「くりかえし骨折」のリスクがあります。
1分でわかる
「くりかえし骨折」セルフチェック
閉経後の方
はじめに背骨を骨折した方
転倒する可能性のある薬を
服用している方
骨粗しょう症の他に
別の病気をお持ちの方
Banefelt J, et al.: Osteoporos Int. 30(3): 601, 2019より作図、一部改変
チェックポイント
1つでもチェックがついたあなた、
骨の状態を知るために骨密度検査を受けましょう。